CSV経営とは?中小企業にもCSV経営がおすすめの理由
「儲かる」と「社会貢献」を同時に実現する!
中小企業こそCSV経営で差をつけよう\中小企業の経営者の皆さん、こんな悩みはありませんか?/
- 大手との差別化を図りたい
- 従業員のモチベーションを上げたい
- 長期的な企業の成長戦略が見つからない
- 利益を上げながら、社会にも貢献したい
これらの課題を一度に解決できる可能性を秘めているのが、CSV経営です。大企業だけでなく、むしろ中小企業こそがCSV経営で大きな成果を上げられるのです。なぜなら、中小企業は地域に根ざした事業展開や、迅速な意思決定が可能だからです。自社の製品やサービスを通じて、社会課題の解決に貢献しながら、ビジネスとしても成功する! そんな win-win の関係を築くチャンスが、今まさに中小企業に訪れています。
CSV経営とは
CSV経営とは、Creating Shared Value(共通価値の創造)の略です。2011年アメリカのマイケル・E・ポーター教授とマーク・R・クレイマー氏が論文を発表し、この論文『Creating Shared Value』内でCSVの概念が提唱されました。
企業が経済的価値と社会的価値を同時に実現し、企業と社会の共通の価値をつくることを掲げています。
CSRとCSVの違いは?
CSVとCSRについて混同されている方もいらっしゃるため、CSRとCSVの違いを簡単にまとめます。
CSRとは
CSRとは、Corporate Social Responsibilityの略で、企業の社会的責任を示す概念です。
日本では1990年代に広まった概念で、社会の持続可能な発展を目指し、企業が社会に対して責任のある行動を推進することです。
CSVとCSRの違いとは
CSVとCSRの1番の違いは、ビジネス成長との関係です。CSV経営は、社会課題を解決することでビジネスの成長を目指します。一方、CSRは事業利益を生み出すことと、社会課題の解決は別と考えるため、ビジネスの成長は見込まれていません。
CSV | CSR | |
社会的責任 | ◯ | ◯ |
事業利益 | ◯ | ー |
CSVの事例
キリン |
東日本大震災の復興支援「復興応援キリン絆プロジェクト」に取り組み、3年間で約60億円の義援金を拠出されています。 |
伊藤園 |
茶産地育成事業で茶農家と直接契約、全量買い取りをされています。伊藤園は原材料の調達を、農家は継続的な収入を確保できる仕組みです。 |
CSRの事例
島村楽器 |
「音楽を楽しむ人を一人でも多く創るために」を掲げ、森林保護活動への寄付や廃棄楽器を回収や、楽器の寄贈活動をされています。 |
任天堂 |
「任天堂に関わるすべての人を笑顔にする」を掲げ、子ども向け慈善団体や教育機関の支援などをされています。 |
いま、CSV経営が注目される理由
CSV経営は、東日本大震災の復興でキリングループがCSVを掲げた活動をはじめ、2015年のSDGs制定後、CSVが普及するようになりました。
- SDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)の認知拡大
2015年に国連サミットでSDGsが制定され、企業の社会的責任や持続可能な取り組みが重要視されるようになり、CSVも注目されています。 - 社会的課題の増加
環境課題や貧困問題など、社会課題が深刻化しています。その結果、企業の社会活動を通じて、社会問題の解決に貢献すべきという考えが広まっています。 - 消費者ニーズの変化と企業評価の変化
近年、消費者は商品やサービスの価値だけでなく、企業の社会貢献活動にも関心を向けるよな傾向が見られます。社会的責任を果たす企業を指示する消費者が増えています。
中小企業がCSV経営をおこなうメリット
企業は長期的に存続し続けること(ゴーイングコンサーン)を目指しています。また、最近では企業の持続可能性が重要視されています。このような状況の中で、CSV経営という考え方が注目されています。CSV経営とは、社会の課題解決と企業の利益追求を同時に行う経営手法です。この考え方は、現代の経済活動や社会活動において非常に重要な役割を果たしています。
多くの企業は短期的な利益を重視しがちですが、共創経営の考え方では、企業活動の本質は将来を見据えた長期的な取り組みにあると考えます。具体的には、50年後や100年後を見据えて、今すぐに取り組むべき課題に焦点を当てることが重要です。
人材の確保と定着
- 従業員もステークホルダー(利害関係者)の一員として大切にされることで、優秀な人材を確保しやすくなります。
地域経済への貢献と企業価値の向上
- 地域経済の活性化に貢献することで、競争優位性を獲得し、自社の存在価値を高めることができます。
- 資金調達や取引先との交渉で有利な立場に立てる可能性が高まります。
従業員のモチベーション向上と企業成長の好循環
- 自社の存在意義を再確認することで、従業員のやる気と士気が高まります。
- 結果、企業の成長が促進され、売上が増加し、さらなる成長につながる好循環が生まれます。
CSV経営をおこなうデメリット
CSVの取り組みは、社会課題や市場の創出やフレーム構築などCSV経営を軌道にのせるハードルが高いことが懸念点です。
- 初期のハードルが高い
多くの社会課題は規模が大きく複雑であり、且つ周囲との連携が必要です。 - 長期的な取り組みが必要
短期的な成果や評価が得にくい
CSV経営の導入をサポートします
中小企業の皆様、CSV経営は単なるトレンドではありません。それは、持続可能な成長と社会貢献を両立させる強力な戦略です。
共創経営は、中小企業の皆様のCSV経営実現を全力でサポートします。CSV経営で、企業の成長と社会貢献を同時に実現しませんか?
豊富な経験と実績を活かし、皆様の事業を社会課題解決の鍵として位置づけ、新たな成長機会を見出します。私たちと共に、企業価値を高めながら、地域経済の活性化にも貢献しましょう。共創経営が、皆様の成功への道筋を示します。